2026年度上半期の兎我野町と北野地域のまちづくり
キタ歓楽街環境浄化推進協議会20周年を迎えて
大阪・キタの北野地域、曽根崎地域を中心に、安心・安全で魅力あるまちづくりに取り組み、今年で20周年となった「キタ歓楽街環境浄化推進協議会」。聚楽は、2026年5月から10月にかけても、地域の防犯パトロールや迷惑駐輪対策、来街者へのまち案内など、協議会や兎我野町会を通じて、さまざまな活動に参加して来ました。
聚楽では、兎我野町会や北野地域およびキタ歓楽街環境浄化推進協議会とともに、安心で安全なまちづくりに取り組んできました。
歓楽街の課題に向き合うだけでなく、地域で働く人、暮らす人、訪れる人が気持ちよく過ごせるまちを目指して。日々の活動を紹介します。
夜のまちを歩き、安心・安全を守る「北野夜警」
毎月の夜警では、地域の防犯委員や商店会、飲食店関係者、警察官、ボランティアなど、さまざまな立場の人たちが集まり、北野・堂山周辺の歓楽街を巡回しています。聚楽ももちろん、毎回参加しています。
2026年5月には、夜のまちの実情を歩いて知る「防犯ナイトウォーク」を実施。地域外からの参加者も加わり、普段はなかなか見ることのできない夜の歓楽街を実際に歩きながら、防犯上の課題を確認しました。
7月の夜警では、迷惑駐輪だけでなく、路上喫煙やごみの散乱など、まちの環境に関わる問題もチェック。8月には約20人が参加し、9月、10月も継続して巡回を行いました。
夜警は、犯罪やトラブルの兆候を早期に把握し、問題が大きくなる前に対応するための活動です。地域のさまざまな人が顔を合わせ、まちの現状を共有することも、大切な役割となっています。
これ以外にも、奇数月第2木曜に開催される、堂山町会が主催する「2木パレード」に参加。歓楽街の健全化を訴えるパレードに参加しています。
迷惑駐輪対策に成果。次の課題は路地裏へ
北野・曽根崎地域で長年の課題となっている迷惑駐輪。歩行者の通行を妨げるだけでなく、緊急車両の通行にも支障をきたすおそれがあるため、聚楽が参加する協議会では行政による撤去への立ち会いや、駐輪場の利用を促す啓発活動を続けています。
2026年5月の堂山町での撤去立ち会いでは、30人以上が集まりました。6月の兎我野町では16台を撤去。民間委託によるリアルタイム撤去が浸透したこともあり、表通りの迷惑駐輪は大幅に減少しています。
一方で、6月以降の夜警では、路地裏に迷惑駐輪が集中する状況が目立つようになりました。9月には、路地に自転車が並ぶことで道幅が狭まり、火災や急病人の発生時に緊急車両が入れなくなる危険性も指摘しています。
10月9日の小松原町での撤去立ち会いでは、撤去台数は7台。かつてに比べて表通りの迷惑駐輪は大きく減少したものの、路地裏には依然として課題が残っています。
対策の成果を確かなものにするためには、撤去だけでなく、地域で働く人たち自身が駐輪ルールを守ることも欠かせません。聚楽が参加する協議会は引き続き、行政や地域関係者と連携しながら、迷惑駐輪の解消を目指します。
観光案内を通じて、防犯とおもてなしを
聚楽も参加しているキタ歓楽街環境浄化推進協議会が取り組む「梅田まち案内エスコート」は、梅田を訪れた人たちに目的地までの道案内を行う活動です。
一見すると観光案内ですが、道に迷った来街者をサポートすることは、違法な客引きやぼったくりなどの被害を防ぐことにもつながります。まちかどに人の目があることで、防犯効果も期待できます。
9月19日の活動には、毎回参加の地域のボランティアやホテル関係者、非番の警察官(元曾根崎署勤務)、人の役に立ちたいとWEBを見て参加してくれた高校生など、20人弱が参加。国内外から訪れた観光客をホテルや商業施設、飲食店などへ案内しました。道順を伝えるだけでなく、土地の話や大阪ならではの情報を交わす場面もありました。
続く10月10日の活動では、ECC国際外語専門学校の学生約40人が参加。留学生と日本人学生が積極的に声をかけ、さまざまな国や地域から訪れた人たちを案内しました。目の不自由な方には段差などの情報を伝えながら歩行をサポートするなど、一人ひとりに合わせた案内も行いました。
この日は2026年最後の梅田まち案内エスコート。防犯活動を、訪れた人から「ありがとう」と感謝されるおもてなしへ。人と人との出会いを大切にしながら、キタの魅力を伝える取り組みが続いています。
人と猫が共に暮らせるまちを目指して
聚楽では、キタ歓楽街環境浄化推進協議会が取り組むTNR活動(地域の野良猫を捕獲し、不妊・去勢手術を行ったうえで元の場所に戻す活動)を通じて、望まない繁殖を防ぎ、猫と人が共に暮らせる環境づくりを進めています。
今年はまちねこ活動が、メディアで紹介されました。
4月15日、読売新聞夕刊
6月5日、フジテレビ「Live newsイット!」で約10分の特集
8月31日、「BS朝日 ネコいぬワイドショー」で約15分の特集
にて、紹介されました。
繁華街の環境を整える取り組みは、人間だけを対象とするものではありません。地域に暮らす動物にも目を向けながら、誰にとっても優しいまちを目指しています。
さらに、キタ歓楽街環境浄化推進協議会・兎我野町会は、町内の飲食店のご協力で、聚楽ビルテナント様のクラフトビールのアルミ缶などを資源回収して換金する活動にも協力させていただいております。
地域の力で、もっといい街、キタい街へ
2026年上半期も、キタ歓楽街環境浄化推進協議会は、夜警や迷惑駐輪対策、まち案内、まちねこ活動などを通じて、地域の課題に取り組んできました。
表通りの迷惑駐輪が減少する一方で、路地裏への集中という新たな課題も見えてきました。まちの環境は、一度整えれば終わりというものではありません。地域の変化を見つめ、関係者が連携し、地道な活動を積み重ねていくことが大切です。
歓楽街ならではのにぎわいや多様性、文化を大切にしながら、誰もが安心して過ごせるまちへ。
これからも地域の皆さんとともに、「つくろう!もっといい街 キタい街」を合言葉に、活動を続けていきます。
繁華街の環境を整える取り組みは、人間だけを対象とするものではありません。地域に暮らす動物にも目を向けながら、誰にとっても優しいまちを目指しています。




